栃木県上三川(かみのかわ)町の住宅で住人女性が殺害された強盗殺人事件で、栃木県警と神奈川県警の合同捜査本部は30日、相模原市の高校生の少年(18)を職業安定法違反(有害業務の紹介)の容疑で逮捕し、発表した。 捜査本部は、緩くつながって様々な犯罪に関与する「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による事件とみており、新たに逮捕した18歳の高校生がリクルーター役を務めていた可能性があるとして調べを進める。 この事件では、実行役の少年4人と現場の指示役の夫婦の計6人が強盗殺人容疑で逮捕された。事件の3日後の17日に出国して東南アジアに逃亡した可能性がある主導役の益田和彦容疑者(48)も同じ容疑で公開手配されている。 栃木県警の組織犯罪対策1課によると、30日に逮捕された少年は5月13日ごろ、神奈川県またはその周辺で通信アプリを使うなどして、強盗殺人事件で逮捕された少年1人に対し、強盗などの犯罪行為を実行させることを知りながら、同じく逮捕された別の少年1人を紹介して仲間に加えさせ、有害業務の紹介をした疑いがある。 職業安定法は、強盗や特殊詐欺などの実行役を募集する行為を禁じている。「闇バイト」の募集情報を発信したり、脅迫するなどして実行役になるよう求めたりすると、1年以上10年以下の拘禁刑、または20万円以上300万円以下の罰金が科される。(高橋淳)