わいせつ目的で少女を誘拐し性的暴行を加えるなどした疑いで逮捕・送検されていた、広島市立小学校の元男性教諭(34=11月29日付で懲戒免職)について、広島地検は不起訴処分としました。 警察によりますと、元教諭は7月、少女が16歳未満と知りながらSNSで「ホテルに行く」旨の連絡をとり、少女を自身の車に乗せた状態で下半身を触るなどしながら広島市中区の宿泊施設まで連れ回し、その施設で性的暴行を加えるなどした疑いで、再逮捕されていました。 広島地検は、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として、26日付で不起訴処分としました。元教諭は逮捕時、警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めていたということです。 元教諭は、別の少女(当時12)に上半身裸の写真を送らせるなどした罪で起訴されていて、11月26日の初公判では、起訴内容を認めていました。 検察側は、SNSで自身を20代前半と偽り、高校生や中学生を探し、未成年の少女100人以上にダイレクトメッセージを送っていたと指摘しました。