痴漢の検挙、電車内が7割 「被害者守る行動を」夏場を前に呼びかけ

痴漢の被害が増える夏場を前に、警視庁や鉄道事業者による「痴漢撲滅キャンペーン」が1日に始まった。JR新宿駅(東京都新宿区西新宿1丁目)では、新宿署員や駅員、学生ボランティアら計約100人が注意を呼びかけた。 警視庁はスマホ用の防犯アプリ「デジポリス」の活用を呼びかけている。 デジポリスは、被害に遭った際にスマホの画面に「痴漢です 助けてください」と表示したり、「やめてください」と音声を流したりする機能がある。被害に気づいた周囲の人も、「ちかんされていませんか?」と表示して被害者に確認できる。 2025年7月には、電車内で痴漢の被害に遭った女性がデジポリスを使って周囲の乗客に助けを求め、犯人の現行犯逮捕につながったという。 植木百合子・生活安全総務課長はこの日、「痴漢は必ずつかまる」とした上で、「痴漢被害を目撃した際は被害者を守る行動にご協力をいただきたい。被害に遭った場合にはちゅうちょすることなく周囲に助けを求めてほしい」と呼びかけた。 生活安全総務課によると、都内では2025年、667件の痴漢が検挙された。朝の通勤・通学や夜の帰宅で混雑する時間帯に多く発生。場所別では電車内が459件と最も多く、路上(77件)、商業施設(60件)などが続いた。被害者の大半が10~20代だった。 痴漢撲滅キャンペーンは15日まで。電車や駅構内でのアナウンスや、私服警官による取り締まりを強化する。(太田原奈都乃)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加