警察学校で受験希望者らが入校体験 120人が逮捕術学び学食も堪能

警察学校についての理解を深めてもらおうと、警視庁は6日、受験希望者らを対象にした入校体験会を開いた。高校生や大学生、社会人約120人が参加し、施設を見学したり、参加者向けの学食を堪能したりした。 この日の参加者は刑法の模擬授業を受け、容疑者にけがをさせないように取り押さえる「逮捕術」も体験した。このほか、学生がグラウンドでサッカーやランニングを楽しむ姿を見たり、近く開催される体育祭に向けて教場(クラス)の仲間が声をかけ合いながら練習を繰り返す様子を見学したりした。 プールや寮を見学した後は、広い食堂で参加者向けの学食を食べながら、教官らと学校生活などについて語り合った。 警視庁のこうしたイベントに初めて参加したという東京都八王子市の大学3年生、市川柊一さん(21)は「学生がグラウンドで和気あいあいとしていて、切磋琢磨(せっさたくま)できそうな雰囲気だった」と話した。 幼少期から警察官を志している品川区の高校2年生の村川紗衣さん(16)は「グラウンドもプールも広くて驚いた。運動するのが楽しそう」と笑顔を見せた。 警視庁の受験者数(警察官)は、2024年度の8341人から25年度は8686人に持ち直したが、ピーク時(10年度)より7割少ない。また、24年度は合格者の約4割が辞退した。 警視庁は首都の治安を守るために強い危機感を持っており、採用試験の受験者を増やし、合格者の辞退を減らす様々な対策を講じている。警察学校の一日体験もその一環だ。受験へのハードルを下げるため、採用試験に企業が使う適性検査「SPI3」も導入した。 警視庁は今後も、同様の催しを開き、テレビドラマなどの影響による「過度に厳しい」「理不尽」といったイメージを払拭(ふっしょく)していくほか、全国の高校や大学、専門学校を訪ね、首都警察の魅力をPRする考えだ。(西岡矩毅)

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