元日本郵便社員を再逮捕 別業者からも収賄疑い 警視庁

日本郵便東京支社の入札を巡る汚職事件で、別業者からも賄賂を受領したとして、警視庁捜査2課は10日、日本郵便株式会社法違反(収賄)容疑で、元同社社員米田伸之容疑者(37)を再逮捕し、贈賄容疑で運送会社「トラスト」(大阪市)代表取締役、上北哲也容疑者(45)=同市城東区放出西=を逮捕した。 認否を明らかにしていない。 同課によると、上北容疑者は遅くとも20年8月ごろから日本郵便側を飲食接待しており、米田容疑者の前任者も接待を受けていたという。 米田容疑者の再逮捕容疑は2025年4月、郵便物を回収する「取集業務」の委託契約で便宜を図った見返りに、スイス製の高級腕時計1個(販売価格約120万円相当)を受領した疑い。 同課によると、米田容疑者は入札が成立しないよう予定価格を低く設定し、特定業者と随意契約に持ち込む手口で便宜を図っていたとみられる。 トラスト社は計約5400万円で応札したが、最終的に計約7400万円で随意契約を締結。4年間の受注額は計約2億9600万円に上った。 さらに4年間計約2億5000万円で随意契約を結ぼうとしたが、日本郵便の内部調査で不正が発覚したという。 米田容疑者は24年10月~25年5月ごろ、板橋区の運送業者から東京ディズニーリゾートのVIPツアー代など計約120万円相当を受領したなどとして先月、同法違反(加重収賄)容疑で逮捕された。 再逮捕を受け、日本郵便は「極めて重く受け止めている。他の一般競争入札についても調査する」と発表した。

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