一般社団法人SVリーグ(SVL)は10日、リーグ所属クラブに在籍していた佐藤駿一郎が薬物所持の容疑で逮捕された事案を受け、再発防止ならびに今後の取り組みについて発表した。 SVLは今回の事案について、ファンやスポンサー、ホームタウンなどの関係者に対し、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、リーグを代表して深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。違法薬物はいかなる理由があっても決して許されるものではないとした上で、今回の事態はバレーボール界に対する社会の信頼を大きく損ないかねない極めて重大な問題であるとの認識を示した。 これまでもSVLではコンプライアンスや違法薬物防止に関する研修を実施してきたが、今回の事態を重く受け止め、より実効性の高い再発防止策を導入することを決定した。 具体的な取り組みとして、「薬物検査の厳格化」を掲げた。今後はシーズン開始前の薬物検査を義務化するほか、シーズン中においても抜き打ちでの薬物検査を実施する体制を整えるという。 さらに、教育面での強化も図る。7月には全選手を対象とした研修を実施し、日本代表活動などの都合で当日参加できない選手に対しても、後日ビデオ視聴を義務づけることで、例外なく啓発活動を行う方針だ。 SVLは「競技力の向上だけでなく、高い倫理観と社会的責任を備えたリーグでなければならない」とし、今後、各クラブや関係団体と連携を深め、クリーンで健全な競技環境の実現と社会からの信頼回復に全力を尽くすとしている。