日本オリンピック委員会(JOC)が11日、都内で理事会を行い、太田雄貴専務理事と、星香里常務理事が取材に応じた。5月にバレーボール男子日本代表だった佐藤駿一郎が大麻所持の疑いで逮捕された件について、星常務理事は「事態を重く受け止めている。一選手の不祥事ではなく、日本のスポーツ界が築き上げてきた信頼を根本から揺るがすような深刻な事態と感じている」と厳しい表情で話し、「(日本代表には)人々のロールモデルとしての自覚をもって、行動していってほしい。インテグリティ教育は、NF(各競技団体)と協力してより一層進めていきたい」と語った。 5月28日、バレーボール男子日本代表だった佐藤駿一郎容疑者(26)が、大麻所持の疑いで逮捕された。味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で行われていた男子日本代表合宿の自由時間に訪れたパチンコ店でバッグを紛失し、その中から大麻が発見されたことがきっかけ。日本協会はすぐに代表活動に関わっている選手、スタッフに手荷物検査と薬物検査を実施し、全員が陰性であったことを確認している。 2008年のNTC開設以来、利用中の日本代表選手が逮捕されたことは初めての緊急事態。JOCが運営しているNTCに大麻が持ち込まれた可能性もあるが、他のバレーボール日本代表は代表活動を継続している。JOCの星常務理事は「全員に対して検査を行ったことでありますし、協会としては活動を続けたという風に認識している」と見解を明かした。