八田與一容疑者の全身写真を初公開 潜伏の可能性視野に「10都道府県」で追跡強化へ 別府ひき逃げ殺傷事件

大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件で、大分県警は、殺人などの疑いで重要指名手配となっている八田與一容疑者(29)の新たな手配チラシを作成した。チラシには印象の異なる複数の写真が並び、県警は「髪型や服装による容姿の変化に注視してほしい」と広く情報提供を呼びかけている。 ■全身写真を初公開、特徴は「三角形耳」 新たなチラシには、八田容疑者の写真5枚が掲載。前髪を下ろした黒髪(当時25歳)のほか、金髪ヘア、茶髪にサングラス姿など、時期によって全体の雰囲気がガラリと変わるものが並ぶ。 初掲載となる全身写真は2018年に撮影されたもので、タイトなジーンズにブルゾンを着ていて、親指を立てた姿が写っている。イメージしやすく、街頭ですれ違った際の違和感に気づきやすい手がかりとなりそうだ。 固有の識別点として、身長175センチ位でつり目、左耳が三角形という特徴を強調している。 ■追跡捜査強化へ 県警の福岡弘毅刑事部長は15日の記者会見で、「事件からまもなく4年が経つが、いまだ検挙に至っていないことについては誠に遺憾。一日も早い検挙を目指している」とコメント。去年6月に殺人などの容疑で逮捕状を取得しており、「県警の最重要課題の一つとして総力を挙げ、身柄の確保と事件の全容解明に取り組んでいる」と述べた。 県警は、広報活動の強化も進めている。 その一環として、事件から4年となる6月29日には、大分県内のほか、北海道、宮城、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、愛媛、福岡、沖縄の計10都道府県で一斉に広報活動を実施。人口の多い都市部であることに加え、過去の重大事件における逃亡先の事例などを参考に選定したという。 これらの地域への潜伏の可能性も視野に、全国的な追跡捜査をさらに強化する方針だ。 事件は2022年6月29日午後7時45分ごろ、別府市の県道で発生。八田容疑者が運転する車がバイク2台に衝突し、当時19歳の大学生が死亡。その友人も負傷した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加