顧客の定期預金を勝手に解約してだまし取ったとして、警視庁は、信用金庫元職員で会社員の男(36)=東京都町田市=を詐欺容疑で逮捕し、17日に発表した。容疑を認め、「遊ぶ金欲しさにやった」と供述しているという。 牛込署によると、男は都内の信用金庫支店に勤務していた2020年2月中旬ごろ、当時80代の顧客の定期預金を「孫の教育資金のため」とする虚偽の内容で無断で解約し、250万円を信用金庫側から払い戻してだまし取った疑いがある。署は、男が顧客から一時う的に預かった印鑑で書類に押印するなどして手続きを進め、正規の解約を装ったとみている。 解約した定期預金の一部は、この顧客とは別人名義の口座にも振り込まれていた。身に覚えのない振り込みに気づいた顧客が、信用金庫側に問い合わせたことで発覚。信用金庫側が21年7月、警視庁に相談していた。(太田原奈都乃)