「九条ねぎ」に「中国産」まぜて販売容疑の元社長 スーパーやラーメン店に出荷か 昨年200トン超仕入れ

京野菜「九条ねぎ」のカット商品に中国産ネギを混ぜて販売したとして、京都府警生活保安課と南署は22日、不正競争防止法違反と食品表示法違反の疑いで、京都市南区の青果卸売業「葱保(ねぎやす)」元社長の男(55)=同区吉祥院石原町=を逮捕した。府警によると、同社は数年前から、中国産や他府県産のネギを加工し「京都九条ねぎ」と表示されたパックに詰め、府内外のスーパーやラーメン店に出荷していた疑いがあるという。 逮捕容疑は、同社の社長だった2月26日ごろ、複数回にわたり、同社の作業所で中国産のネギを混ぜたカット商品を「原産地 京都府」などと偽って表示した容器に詰め、小売店に販売した疑い。「産地を偽装したことに間違いない」と容疑を認めているという。 府警によると、同社はネギを加工してスーパーやラーメン店といった府内外の34社に出荷。昨年は原産地を「京都府」と表示した商品を約636トン販売し、計約5億4千万円を売り上げていた。一方、仕入れたネギのうち京都府産は約334トンのみで、他府県産は約219トン、中国産は約209トンに上っていた。 府警は2024年9月、同社が中国産ネギを偽装してスーパーで販売しているとの情報を入手。今年2月に同社や関係先を家宅捜索して伝票や商品を押収していた。鑑定の結果、産地偽装を突き止めたという。 九条ねぎの産地偽装を巡っては、中国産ネギなどを混ぜて不正に販売したとして、府警は2017年、南区の青果卸会社の社長ら男女3人を逮捕している。 九条ねぎは、南区の九条周辺で古くから栽培されてきたネギで、府が指定する「京のブランド産品」の一つ。全国に出荷され、加工したカットネギとしても人気が高い。

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