神戸市長田区の路上で平成29年9月、指定暴力団神戸山口組を離脱して結成された任俠(にんきょう)山口組(現・絆会)の関係者の男性を射殺したとして、兵庫県警に殺人と銃刀法違反(加重所持)の疑いで逮捕された当時の神戸山口組系組員、菱川龍己容疑者(50)=住所不詳=について、県警は24日朝、県警長田署から神戸地検に送検した。 24日午前9時40分ごろ、報道陣約20人が詰めかける中、菱川容疑者を乗せた警察車両が同署を出発した。後部座席に座る菱川容疑者は紺色の上着姿で、顔を正面に向け前を見つめていた。 逮捕容疑は共謀し29年9月12日、神戸市長田区五番町の路上で、対立組織である任俠山口組の代表らが乗車する車列に乗用車を衝突させ、代表のボディーガードだった楠本勇浩さん=当時(44)=に拳銃で弾丸数発を発射し、殺害したとしている。 今月上旬、山口県警から菱川容疑者に似た人物がいると情報提供を受け、潜伏先とみられる山口県下松市内の2階建て集合住宅の1階一室にいることを特定。23日朝、部屋に突入し、兵庫県警が逮捕した。「菱川か」との呼びかけに「はい」と素直に応じ、暴れる様子もなかったという。