栃木県上三川(かみのかわ)町の住宅で住人女性(69)が殺害された強盗殺人事件で、宇都宮地検は26日、いずれも16歳で、相模原市の高校生の少年3人と川崎市の無職の少年1人を、強盗殺人と強盗殺人未遂の非行事実で宇都宮家裁に送致した。地検は認否を明らかにしていない。 地検などによると、4人は指示役らと共謀し、5月14日午前9時23~28分ごろ、住宅に侵入して金品を物色。この家に住む会社役員の富山英子さん(69)をナイフで突き刺して殺害、さらに、鉢合わせになった女性の40代の長男と30代の次男もバールで殴るなどして殺害しようとして重傷を負わせた、などとされる。 事件をめぐっては、栃木、神奈川両県警の合同捜査本部が、少年4人のほか、現場の指示役とされる夫婦で、横浜市港北区の無職、竹前海人(28)と美結(25)の両容疑者を強盗殺人と強盗殺人未遂の容疑で逮捕している。 捜査本部は、主導役とみる住居・職業不詳の益田和彦容疑者(48)が、竹前容疑者夫婦に約4千万円の報酬を提示した上で事件を持ちかけ、夫婦が知人の高校生を通じて実行役を集めたとみている。夫婦は高校生の1人に数百万円の報酬を示し、この高校生も他の仲間に数十万円ずつの報酬を示していたとみられるという。 益田容疑者は事件後、中国経由でカンボジアに向かう航空機で出国したとみられ、捜査本部が国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配している。(高橋淳)