タイ・パタヤで17歳の少女がスーツケースの中から遺体で見つかった事件で、バンコクのスワンナプーム国際空港を通じて出国しようとしていたオーストラリア人の男が殺人などの容疑で逮捕された。 27日(現地時間)のタイ地元メディアなどの報道によると、26日の午後9時30分頃、オーストラリア国籍のサイモン・カーマン容疑者(45)がオーストラリア・パース行きの飛行機に乗ろうとした際、検問で入国管理局の職員に連行され、警察に引き渡された。 この事件は、被害者と連絡が取れないという友人からの通報を受けた地元警察が、パタヤの線路沿いの茂みから、女性の全裸遺体が入った黒いスーツケースを発見したことで発覚した。 パタヤ警察は、容疑者が滞在していたコンドミニアムからスーツケースを持って立ち去る姿が映った防犯カメラの映像を確保し、男の行方を追っていた。このコンドミニアムは、スーツケースが発見された場所から車で約10分の距離にあった。 警察はまた、17歳の少女と確認された被害者が、25日午前3時30分頃、容疑者と手をつないでコンドミニアムに入っていく防犯カメラの映像も確保している。 カーマン容疑者は25日未明、パタヤのビーチロードにある歓楽街で、面識のなかった被害者と出会い、車でコンドミニアムへ移動したとみられている。カーマン容疑者の主張によると、当初は少女に1000バーツ(約4800円)を支払う約束をしていたが、その後「500バーツしか払わない」と言い直したことで口論になったという。さらに、少女が刃物で脅して現金を上乗せするよう要求してきた、というのが容疑者の説明だ。 容疑者は、こうした状況のなかで少女を取り押さえただけであり、殺意はなかったと主張している。ただし、遺体をスーツケースに入れて遺棄した事実については認めた。警察はカーマン容疑者に対し、殺人や死体遺棄容疑のほか、「性的目的の未成年者誘拐」容疑の追加適用も視野に捜査を進めている。