マカオ、香港ドルの模擬紙幣を使った両替詐欺で中国人の男2人送検…カジノ客が被害

マカオ司法警察局は6月27日、香港ドルの模擬紙幣を使った両替詐欺で中国人(中国本土居民)の男2人(いずれも20代)を逮捕したと発表。 同局によれば、前日(26日)未明、中国本土からマカオを訪れていた中年女性から貨幣両替時に詐欺被害に遭い、14万8240人民元(日本円換算:約353万円)を失ったとする通報があったとのこと。 被害者は6月25日午後7時頃、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)内にあるカジノ施設で中国本土居民の男1人から「さっきカジノで30万香港ドル(約619万円)勝ったので、有利なレートで人民元に両替したい」と声をかけられたことをきっかけに商談を進め、26万0400人民元(約620万円)を30万香港ドルと両替することで協議がまとまり、相手方からホテル客室内での取引を求められ、これに応じたという。取引中、相手はバックパックから1000香港ドル紙幣の札束3つをテーブル上に置いたが、被害者がこれを詳しくチェックするのを拒んだ上、速やかに送金するよう督促があり、14万8240人民元の送金を終えた後、テーブル上の現金を確認したいと強く要求し、数え始めたところ、番号がすべて同じの偽造偽造であることに気づき、相手に返金を要求するも拒否され、相手は別の男1人を現場に呼び、二人揃って返金できないと主張したことから、警察へ通報するに至ったとのこと。 その後の同局技術部門の検査で、押収した300枚の紙幣がすべて偽造であることを確認。「PROP(小道具として使われる模擬紙幣)」の文字が印字され、偽造防止加工の透かしなどがなく、色味、印刷、紙質とも本物と異なり、目測で容易に判断できるものだったという。 容疑者の男2人は同局の調べに対し、中国本土で上の者から指示を受け、偽造紙幣を携えてマカオ入りし、カジノ施設において詐欺目的で両替相手を探し、成功報酬を得られる約束だったなどと供述。同局では、両人を巨額詐欺罪で検察院送致するとともに、送金されたカネの行方を追っているとした。 マカオのカジノでは偽造/模造の紙幣や偽造チップが使われる両替詐欺事案がしばしば発生しており、小道具用の模擬紙幣が使われた事案は約1ヶ月ぶり。

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