ともに笑みを浮かべながら、何かを見つめる様子で写真に納まる2人の人物。 2人は学生時代からの顔なじみで、ある事件では“共犯関係”に。 そして、別の事件では強盗殺人事件の被害者と容疑者の関係になっていました。 2026年4月に広島・三原市内で遺体で見つかった徳田雅希さん(当時29)と、その徳田さんを殺害し、強盗も企てたとして29日に逮捕された倉本幹太容疑者(29)です。 徳田さんの仕事仲間: (倉本容疑者は)幼なじみ、徳田さんと。(徳田さんは)明るくてコミュニケーションも上手な方だった。 逮捕された倉本容疑者は、学生時代からの顔なじみの徳田さんに、約700万円にも及ぶ多額の金を借りていました。 謎多き事件を巡り、鍵を握る“容疑者と被害者の関係性”。 そして、容疑者の男の犯行動機とは…。 倉本容疑者は2026年3月、広島・三原市にある会社の敷地内に深い穴を掘り、徳田さんを生き埋めにして窒息死させた疑いが持たれています。 近隣住民によりますと、敷地では3月に、2日ほどかけて重機が作業を行っていたということです。 事件に巻き込まれる直前の徳田さんの様子について、徳田さんの仕事仲間は「(最後に会ったのは)3月9日。(Q. その時の様子は?)普段と変わりなくて、全然(異変に)気づかなくて」と、“特に異変は感じなかった”と語ります。 こうした中、事件当日の状況が少しずつ明らかに。 付近の防犯カメラには、倉本容疑者と徳田さんが事件のあった現場に2人で向かう様子が映っていた一方、立ち去る際は倉本容疑者のみが映っていたといいます。 この間に、倉本容疑者は徳田さんを地中に埋めたのでしょうか。 県警は29日の会見で、こうした行動について、別の事件を巡る“口封じ”が犯行動機の1つにあるとの見方を示しました。 その事件とは、三原市の事件の前の2026年2月、隣接する東広島市で起きた放火殺人事件です。 この火災があった住宅の裏庭で、リフォーム会社社長の川本健一さん(当時49)が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡。 川本さんは首を刃物で複数回刺されていました。 倉本容疑者は川本さんのおいに当たり、川本さんが経営していた会社の元従業員でもあったといいます。 そして、この放火殺人の捜査で徳田さんが捜査線上に浮上。 さらに、倉本容疑者と徳田さんが共犯関係にあったとみられる中で、倉本容疑者が徳田さんを口封じのために殺害したとみられているのです。 さらに、元埼玉県警の佐々木成三さんは、倉本容疑者の徳田さんへの700万円の借金に加え、別件で逮捕・起訴されている詐欺事件の捜査も動機解明につながると指摘します。 元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏: 放火殺人の被害者の会社に対しての詐欺の罪名で数回逮捕されているということは、これは強盗殺人の動機につながるところになると思う。