「極右政権」が誕生しても平穏な日々は続くと思っていたが…アイルランドが舞台の“シミュレーション”小説『予言者の歌』(Bookレビュー)

作者は本作『預言者の歌』をもはや「ディストピア小説」だとは思っていないそうだ。すでに起きていることを「シミュレーション」しているのだと。全編が現在時制で書かれているのも、会話の引用符も改行もなく詰めこまれているのも、脳内のヴァーチャル世界だからだろうか。 『預言者の歌』は2年前に極右政党が政権を掌握したアイルランドのダブリンを舞台にしている。

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