温泉宿で大浴場の栓抜かれる 「怪しい男」から宿泊予約、動いた警察

「日本三大美肌の湯」の嬉野温泉(佐賀県嬉野市)の温泉宿で、大浴場の栓が勝手に抜かれる被害があった。宿側が警察に相談し、警戒態勢が敷かれる中、再び栓が抜かれ――。 鹿島署は3日、自称大阪府高槻市、自称無職の男(46)を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。 逮捕容疑は、2日夕、嬉野市嬉野町下宿の宿泊施設の営業を妨害しようと、男湯で湯が張られた大浴場の栓を抜いて温泉を排出させ、入浴を不可能にしたというもの。「大浴場の栓を抜いたことは間違いない」と容疑を認めているという。 この宿は以前にも、栓が抜かれて湯が全部なくなる被害に遭っていたという。 6月30日に宿の関係者が署を訪れ、「こちらで調べた怪しい人物から、7月2日に宿泊予約が入っている。どういう対応をしたらいいか」と相談した。 2日午後4時半ごろ、チェックインの通報を受けて警察が動き、男が1人で入浴中に栓が抜かれたのを確認して事情を聴いたところ、容疑を認めたという。 署は、栓が抜かれた理由は「捜査中」としている。 嬉野温泉のホテルや旅館31軒が加盟する嬉野温泉旅館組合の職員は「ニュースで知って驚いた」と話す。毎月会議が開かれているが、こうした被害の話は聞いていないという。 職員は「掃除で湯を抜くことはあるが、客が勝手に湯を抜くなど聞いたことがない。理解に苦しむ」とあきれていた。

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