兵庫県弁護士会は、県警に逮捕された容疑者への差し入れを巡り、法律関係の本に蛍光ペンで下線が引かれていたことを理由に一時不許可とした対応は問題だとして、人権救済申し立てに関する要望書を県警に提出した。1日付。 県弁護士会によると、2024年10月、県警篠山留置施設(丹波篠山市)に勾留中の容疑者が、自宅にある本4冊の差し入れを弁護人に要求。弁護人が持参したが、同留置施設は「一部に下線が引かれている」としていずれも許可しなかった。下線部は刑事訴訟法の解説などが書かれていた。 弁護人は抗議し、県警本部への確認を要望。翌日、県警本部は同留置施設に罪証隠滅の恐れがなければ差し入れは可能と伝えたが、弁護人への連絡はその3日後だったという。 県警留置管理課の林俊道次席は、取材に対し「コメントすることはありません」としている。(初鹿野俊、山岸洋介)