モナコのウクライナ人富豪を狙った爆発、容疑者は男性装った女 ヘビとみられるタトゥー

(CNN) モナコで先月29日、ウクライナ人の富豪が爆弾で襲撃され負傷した事件で、地元当局は男性を装ったウクライナ人の女を主な容疑者として名指しした。 国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)の赤手配書によると、この女はアナスタシア・ベレゾフスカ容疑者(39)。最後に居住していた場所はドイツで、右腕の肩から肘(ひじ)にかけてヘビをモチーフにしたとみられるタトゥーが入っている。 検察によると、ベレゾフスカ容疑者は襲撃後、フランスへ逃亡し、今回の犯行のためにレンタルしたドイツ登録の車でイタリアへ向かったという。 検察は使用された爆弾の精巧さを踏まえ、複数の実行犯が関与したと指摘。モナコで男性2人が逮捕されたものの、証拠不十分のため釈放されたと付け加えた。 フランスのCNN提携局BFMTVによると、ベレゾフスカ容疑者は事件発生時から行方を追われている。モナコの高級マンションの玄関口で4日前に起きた事件では、ウクライナ出身の実業家バディム・イエルモライエフ氏を狙った爆弾が爆発した。 BFMTVは事件直後、容疑者とされる人物の写真を公開。黒いジャンパーと明るい色のズボンを着用し、黒いバケットハットの下に髪が隠れているように見えることから、メディアは当初、逃走しているのは男だと推測していた。 モナコ当局は先日、イエルモライエフ氏と女性1人、子ども1人が爆発で負傷したと発表したものの、「ウクライナ出身の家族」であることを確認した以外、被害者の身元について明確に公表していない。 検察は3日、被害者のうち1人はいまも命に関わる容体で、1人は重傷、もう1人は軽傷だと発表した。建物の外の路上でも、ガラス片で2人が負傷した。 動機は依然不明だが、モナコの検事は先日の発表で、事件を「暗殺未遂」と形容した。モナコは厳重な監視が敷かれた治安の良い街で、街中で爆弾による暗殺未遂事件が確認されたのは初めて。

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