16歳少女が勾留後に体調悪化し死亡 自民・森氏「自白を強要」、平口法相「所感控える」

自民党の森雅子元法相は9日の参院法務委員会で、暴行容疑で兵庫県警に逮捕された障害福祉事業所の女性職員=当時(16)=が勾留後に体調が悪化して死亡した事案を取り上げ、取調官による自白強要や虚偽事実の告知があったとして、政府の見解をただした。平口洋法相は「個別事件での捜査の具体的内容に関わる事柄であり、法相としての所感を述べることは差し控えたい」と答弁した。 遺族は6月17日、捜査は違法だったなどとして、国と県に約1億円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴している。訴状によると、女性は昨年2月、施設主催のイベントで、知的障害がある参加者が他の人にかみつこうとしたため、あごに手を添えて制止した。目撃した別の利用者が虐待だとして自治体に相談。女性は同6月に暴行容疑で逮捕された。 女性は一貫して容疑を否認し、勾留中に体調を崩して救急搬送され、翌日釈放された。その後、不起訴となったが、重い摂食障害などが続き同12月、低栄養状態で死亡した。遺族は、女性が取り調べで「本当はやったんだろう」と自白を迫られたなどと主張。違法な逮捕・勾留がなければ死亡することはなかったと訴えている。 森氏はこの日の法務委で「決して個別事件だけの問題ではない。取り調べの弁護人立ち合いが必要だ」として、女性への取り調べの録音・録画テープを理事会で視聴することを伊藤孝江委員長に求めた。

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