留学ビザの不正取得を手助けしたとして、京都府警生活保安課と捜査5課などは8日、入管難民法違反(不法入国援助など)の疑いで、いずれも中国籍で東京都北区、留学生仲介業の男(45)と埼玉県川口市、日本語学校職員の女(39)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀し昨年11月、営利目的で、留学目的がない中国籍の女(35)=入管難民法違反などの罪で起訴=の虚偽の履歴書などを東京出入国在留管理局に提出。留学の在留資格認定証明書の交付を受け、今年3月に発給された留学ビザを女に送り、不法入国を容易にした疑い。 2人は容疑を否認し、男は「留学したいという依頼を受けて手続きしただけ」などと供述しているという。 府警によると女は昨年10月ごろ、男に日本語学校の学費を含む仲介料約80万円を支払い、今年4月に入国。日本語学校に入学せず、府警が5月に摘発した京都市中京区のマッサージ店で働いていたという。