県内の詐欺被害額は今年1月から5月までで12億2567万円に上っています。警察官になりすました詐欺も確認されていて、注意が必要です。 先月、郡山市の70代女性のもとに届いた一通の書類。 「お尋ねしたいことがありますので、下記により出頭されるよう刑事訴訟法第198条により通知します」 思わずドキッとしてしまう文面ですが、これは…。 ■県警本部 生活安全企画課 佐藤克寿管理官 「実在しない警察署です」 「そもそも警察が逮捕状や出頭要求書なる書類をレターパックで送るということはしません。100%しません」 実在しない警察署から送られてきた「偽物」の出頭要求書でした。 警察官になりすまし、偽物の出頭要求書や逮捕状を送りつけて不安をあおり、「お金を調べる」などと言って金銭をだまし取ろうとする詐欺が全国的に増えています。 県内でも被害が出ています。 先月、小野町に住む男性が同様の手口で詐欺被害に遭い、およそ950万円をだまし取られました。 被害に遭わないためには、どんな対策が必要なのでしょうか。 県警の担当者は、一度巻き込まれると被害者が自ら犯罪を疑うのは難しいとして、まず相手と「接触しないこと」が大切だと話します。 ■県警本部 生活安全企画課 佐藤克寿管理官 「警察庁推奨の詐欺対策アプリを携帯電話の方にダウンロードして詐欺の電話をブロックするということを推奨しています」 警察庁は、詐欺に使用されたことのある電話番号などをブロックするアプリを活用し、犯人と接触しないよう呼びかけています。 また、詐欺被害を防ぐもう一つのポイントは…。 ■県警本部 生活安全企画課 佐藤克寿管理官 「周りの家族だったり警察の方に、相談していただくようにお願いします」 「警察にすぐに連絡していただければ、詐欺とすぐに見抜けると思います」 「人に相談すること」です。 今回、偽の出頭要求書を受け取った70代女性も話を信じ、お金を振り込もうとしましたが、郵便局の職員が詐欺を疑い声をかけたことで被害を防ぐことができました。 ■詐欺を防いだ郵便局員 信太正行さん 「最近(詐欺が)増えているので、先日も別の局に行きましたらやっぱり似たような詐欺がありまして」 「未然に防げるように注意して業務に当たっていきたい」 周りに気付いてもらえる環境を作るためにも、少しでも怪しいと感じた時には誰かに相談することが大切です。 ■県警本部 生活安全企画課 佐藤克寿管理官 「本人はだまされているので、なかなか自分だけで詐欺と気が付くのは難しい」 「すぐに相談することが大事だと思います」