昨年10月、無登録で第二種金融商品取引業を行ったとして男ら6人が逮捕・起訴された事件で、警察は、金融商品取引法違反の疑いで別の男3人を逮捕しました。 金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定(千葉市生まれ)の自称・会社役員の男(32)、東京都江戸川区の会社員の男(32)、熊本市中央区の無職の男(37)の3人です。 警察によりますと、男らは昨年10月に、金融商品取引法違反容疑で逮捕された男ら6人を含む9人と共謀し、2019年8月13日ごろから2020年9月10日ごろまでの間に5回にわたり、無登録で、松山市の会社役員の女性(57)ら6人に対し、元本を保証したうえ、高利配当の収入が得られると公然と示し、海外の集団投資スキーム(ファンド)の募集の取り扱いを行った疑いがもたれています。 この事件では昨年10月22日、金融商品取引法違反容疑で、福岡市中央区薬院の会社役員の男(当時37)、東京都港区南麻布の会社役員の男(当時38)、東京都港区南青山の会社役員の男(当時38)、福岡市城南区長尾の会社役員の男(当時37)、福岡県志免町の運送業の男(当時37)、福岡市中央区平尾の会社役員の男(当時37)が逮捕されています。 6人は福岡の専門学校の同級生だということです。 岡山中央警察署・岡山西警察署・岡山南警察署・赤磐警察署・倉敷警察署と岡山県警生活安全捜査課による合同捜査本部は、2022年9月に複数の出資者から「元本が戻ってこない」「配当がない」などの相談を受け、捜査していました。 警察は、昨年逮捕した男らの供述や、当時押収した携帯電話やパソコンの履歴を調べるなど所要の捜査を行って、この集団投資スキームを発案したとみられる別の男ら3人の容疑を特定し、きょう(9日)逮捕したということです。 警察は男らの認否について、捜査中であることを理由に明らかにしていません。