マカオ、祭祀用の模擬紙幣を使った両替詐欺で中国人の男逮捕…カジノ客が被害

マカオ司法警察局は7月27日、冥銭などと呼ばれる祭祀用の模擬紙幣を使った両替詐欺で中国人(中国本土居民)の男(30代)を逮捕したと発表。 同局によれば、同月25日、中国本土からマカオを訪れていたカジノ客から両替時に詐欺被害に遭い、3万0100香港ドル(日本円換算:約63万円)を失ったとする通報があったとのこと。 被害者は同日、人民元から香港ドルへの両替が必要になったことから、スマートフォンの通信アプリのグループチャットを通じて両替に従事していると自称する男と連絡を取り合い、7万6000人民元(約184万円)を9万香港ドルと両替することで協議がまとまり、コタイ地区のIRに併設するホテル客室内で取引をすることになったという。当該ホテル客室へ到着した際、相手方は2人で、相手の指定する口座へ2万6000人民元と5万人民元の2回に分けて送金することで合意したが、1回目の送金は成功したものの、2回目は送金限度額の問題から取引が完了せず、相手方のうち1人が部屋を去ったため、残った1人に送金済み分にあたる3万0100香港ドルを手渡すよう求めたところ、バッグの中から紙幣を取り出したが、検査したところ全て冥銭だったことがわかったため、警察へ通報するに至ったとのこと。 その後、通報を受けて現場に駆けつけた警察官が両替従事の男を逮捕するとともに、現場から冥銭963枚を押収。被疑者は同局の調べに対し、冥銭の出どころについて、中国本土からマカオへ持ち込んだなどと説明。同局では、男を巨額詐欺罪で検察院送致するとともに、現場から去って仲間とみられる男の行方を追っているとした。 なお、本件で押収した冥銭はすべて偽造防止加工の透かしなどがなく、目測で容易に本物の紙幣ではないと判断できるものだったという。 マカオのカジノでは偽造/模造の紙幣や偽造チップが使われる両替詐欺事案がしばしば発生している。

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