W杯便乗の偽ユニフォーム22万枚を押収 被害総額は約40億円、英警察が大規模摘発 犯罪組織の資金源に

ワールドカップの盛り上がりに便乗した偽ユニフォームの流通に、イギリス当局が大規模な摘発に乗り出した。英『Mirror』によると、英ロンドン市警は2026年1月以降、全国規模の取り締まりで約22万枚の偽サッカーユニフォームを押収。正規品に換算した被害総額は約1850万ポンド(約40億円)に上るという。 知的財産犯罪対策部門(PIPCU)が主導した今回の捜査では、オンラインマーケットやライブコマース、露店など幅広い販売ルートを対象に摘発を実施。偽ユニフォーム販売の疑いで4人を逮捕し、別地域でも2人が逮捕されるなど、大規模な捜査となった。 ロンドン市警は、偽ユニフォームは品質面だけでなく、安全性にも問題があると警告。使用される素材が安全基準を満たしていないケースもあり、さらに売上が組織犯罪の資金源となる危険性も指摘している。 PIPCUのアマンダ・ロウ部長は「偽ユニフォームは単なる安価な代用品ではなく、組織犯罪グループの重要な収入源となっている」とコメント。ワールドカップ開幕に合わせて関係機関と連携し、ファンが安心して正規品を購入できる環境づくりを進めたと説明した。 また、イングランドサッカー協会(FA)も「偽商品は品質が低いだけでなく、ライセンス収入の減少を通じて育成や普及活動にも悪影響を及ぼす」と声明を発表。大会の熱狂に乗じた違法ビジネスへの警戒を呼びかけている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加