滋賀県の琵琶湖で夜釣りをしていた男性が、岩場に人の足らしきものを発見したのは令和6年のことだった。恐る恐るライトを照らすと、紺色の上着に灰色のシャツ姿の中高年男性が静かに波に揺られていた。近くの砂浜に残されたズボンと財布から身元が判明し、遺体は現場から70キロほど離れた地方都市に住む不動産会社社長のAさん(当時55)と確認された。 捜査の糸口となったのは自宅の防犯カメラだった。遺体発見の2日前から不審な男女が出入りする映像が残されており、さらに遺体発見当日の未明には、遺体を家の中からズルズルと引っ張り出し、車に積んで走り去る男の姿まで記録されていた。 また、Aさんの会社名義のキャッシュカードで合計400万円が不正引き出されていた事実も浮上し、やがて現役ソープ嬢のB(同27)と、その常連客C(同45)が逮捕された。