「案件屋」を逮捕 都内の強盗未遂事件で住人情報や資金を提供か

3月に東京都江東区で住宅が襲われる強盗未遂事件があり、警視庁捜査1課は30日、この家の家族構成や資産情報を指示役に流した「案件屋」として、住所・職業不詳、中島康博容疑者(49)を強盗未遂と住居侵入容疑で逮捕したと発表した。凶器購入のための準備金も指示役に提供していたとみられる。 逮捕容疑は、指示役や実行役らと共謀して3月20日午後7時40分ごろ、江東区潮見1の住宅兼建設会社事務所に侵入し、住人の夫婦にドアを押しつけ、縛って金品を奪おうとしたとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。 事件では既に闇バイトとして集められた実行役4人のほか勧誘役や指示役として男性計6人が逮捕されている。警視庁によると、中島容疑者は指示役の男性に、住宅の住所や家族構成、現金の置き場所を通信アプリ「シグナル」で伝えていた。また交通費や襲撃に使った鉄製工具の購入代として実行役4人に3万円ずつを振り込んでいたという。 匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)による強盗、窃盗事件が相次ぐ背景には、標的の情報を基に計画を立てて指示役に流す案件屋の存在がある。中島容疑者は、指示役に別の強盗事件の標的に関する情報も伝えていたといい、背後にはこうした情報を集める「情報元」もいるとみられる。【朝比奈由佳】

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