広島・菊池涼介、決勝ソロ本塁打「『絶対、次打ってやろう』と思いながら打席に行きました」 前日30日に2選手の家宅捜索を発表

(セ・リーグ、広島3-1中日、14回戦、広島9勝5敗、31日、マツダ)チャンスメークやつなぎの役割を担うことが多くても、決めたい気持ちが前面に出るときもある。広島は八回、2番打者・菊池涼介内野手(36)が決勝のソロ本塁打を放って勝利に導いた。 「その前のチャンスで全然打てず『ムカつくなー』と思いながら、『絶対、次打ってやろう』と思いながら打席に行きました」 1点を追う六回1死三塁では高橋宏に空振り三振。七回に敵失で1-1に追いついた後の八回1死で、前の打席の悔しさをバットにぶつけた。カウント3-1から橋本の抜けたフォークをポール際に運んだ。今季5号ながら7月の本塁打は3本目。忘れかけた頃に一発を放つ意外性は健在だ。 チームでは5月に支配下昇格した名原や2年目の佐々木ら若い選手が、打席で結果を求めてがむしゃらに勝負を挑んでいる。そんな中、ベテラン菊池が心がけているのは打線のバランスを考えてのチームバッティングだ。とはいえ「僕らも行くときは行くし。結果を欲しがっている日もある。それを前面に出していい結果につながるときもある」というとおり、もどかしい展開を打破する一打でチームに最善の形をもたらした。 球団は前日30日に矢野、前川が広島県警の家宅捜索を受けたことを発表。羽月隆太郎元選手(今年2月に解雇)が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕・起訴され有罪判決を受けている経緯もあり、チーム内に心理的ショックがないはずがない。 その中で球宴明け初戦で来場したファンに勝利を届けて喜ばせた。新井監督は「いいスタートが切れた。一戦一戦なんで。一生懸命、勝利に向かって全員で頑張っていきたい」。ひたすら良い野球、良い戦いを見せていくしかない。(上阪正人)

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