今年6月、山形県上山市の女性から現金878万円をだましとったとして、詐欺グループの受け子の男(31)が先月29日に逮捕されました。 警察は匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関与している可能性や、余罪や共犯者などについて調べを進めています。 ■何があったのか 詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都昭島市に住む職業不詳の男(31)です。 警察によりますと、男は詐欺グループの1人として、名前のわからない者らと共謀し、架空の太陽光パネル権利譲渡トラブルに関する和解金を名目に、上山市に住む当時60代の女性から、現金878万円をだましとった疑いが持たれています。 今年6月12日から25日にかけ、共謀者らは複数回にわたり、女性に電話をかけ、実在する飲食料品メーカーや電力小売会社、さらに財務局の職員を名乗り「太陽光パネルの権利譲渡は犯罪で、裁判になるため和解金を支払う必要がある」という旨のうそを伝えました。 そして6月25日の午後3時過ぎに、今回逮捕された男が電力小売業者の社員を装い、上山市にある商業施設の駐車場で、女性から現金878万円をだましとったということです。男は詐欺グループの中で直接カネを受け取る「受け子」でした。 この詐欺被害を確認した警察が捜査を行った結果、男の犯行と分かり、先月29日に男を詐欺の容疑で逮捕しました。 警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。 ■被害にあった翌日も600万円だましとられる また、今回被害に遭った当時60代の女性は、現金878万円をだましとられた翌日にも、同じ場所で現金600万円をだましとられる被害に遭いました。 警察は、現金600万円を「受け子」としてだましとったのもこの男だったとみて、調べを進めています。 また、男がSNSなどで実行犯を募り、都度メンバーを入れ替えて闇バイトや特殊詐欺などの犯罪を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に関与している可能性や、余罪や共犯者などについても調べを進めています。