【08月13日 KOREA WAVE】韓国・忠清南道天安市の教会で生活していた11歳の男児が死亡した事件で、男児が死亡する前、複数回にわたって助けを求めていたことが分かった。 警察などによると、男児は今月6日に死亡する前、2度にわたって教会を抜け出して周囲に助けを求めていた。 男児は2日午前、教会近くのコンビニを訪れ、居合わせた男性に助けを求めた。男性は男児を警察に連れて行ったが、警察は男児を教会へ戻した。 翌3日、男児は再び教会を抜け出し、近くの飲食店で助けを求めた。店の関係者が男児を交番に引き渡し、男児は警察に「母方の祖母に殴られた」との趣旨の話をしたという。 警察は天安市とともに教会を調査し、男児を保護施設へ移すことを検討したが、男児の行動上の特性などから受け入れ先を見つけることができなかった。 警察は母方の祖母に対する緊急措置を決定して通知したうえで、裁判所に接近禁止の暫定措置を申請した。しかし、裁判所は5日、「必要性が認められない」として申請を棄却した。 男児は同日午後8時49分ごろ、意識が低下した状態で救急搬送され、通報から約3時間後に死亡した。 医療関係者は男児の身体に虐待が疑われる状況を確認し、警察に通報した。 警察は、男児が発見された際にベッドに縛られていたとの供述を確保するなどし、教会の女性牧師(62)に男児死亡の責任があるとみて、児童虐待致死容疑で逮捕して捜査している。 男児は教会で継続的に生活しており、2021年と2024年にもそれぞれ虐待を疑う通報があったことが確認された。 2021年には、就学年齢に達した男児が学校に通っていなかったため通報があったが、就学義務の猶予が認められ、教会でホームスクーリングを受けていた。 2024年には虐待を受けているとの通報があり、関係者が処罰を受けていたことも明らかになった。 警察は母方の祖母についても児童虐待致死容疑で逮捕状を請求した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News