万博工事費として自宅改装費請求か 背任容疑で竹中工務店元所長逮捕

自宅などのリフォーム工事費を大阪・関西万博の工事費として会社に請求させ、博覧会協会に損害を与えたとして、大阪府警は19日、竹中工務店(本社・大阪市中央区)で万博会場工事の総括作業所長を務めた奈良市の男を背任の疑いで逮捕した。 捜査関係者への取材でわかった。 逮捕容疑は奈良市内の自宅や家族が経営する店舗など数カ所の改装をした施工業者に、発注元を当時の勤務先だった万博工事の作業所にして費用を請求させ、竹中工務店に財産上の損害を与えたというもの。 捜査関係者によると、男は、万博工事で竹中工務店の下請けに入っていた奈良県内の業者を通じて、自宅の改修工事の施工業者を探させた疑いがあるという。 竹中工務店は、2025年に開催された大阪・関西万博の会場建設工事で、日本国際博覧会協会から直接発注を受けた四つの企業共同体(JV)に入り、PW(パビリオンワールド)西工区を175億円あまりで請け負った。 竹中工務店によると、男はPW西工区全体の工事の現場責任者だったという。 PW西工区の工事面積は約4万6千平方メートルで、大屋根リング(全周2千メートル)のうち、工区内にあった約700メートル分の建設も担当していた。(黒田陸離、西崎啓太朗)

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