万博の大屋根リング工事巡り背任容疑 竹中工務店の元所長を逮捕

2025年に開催された大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」などの整備工事を巡り、下請け業者に費用を水増し請求させる手口で、大手ゼネコンの竹中工務店(大阪市)に損害を与えたとして、大阪府警は19日、竹中工務店の大阪本店総括作業所長だった男性(61)を背任の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。 捜査関係者によると、男性は工事に関わった下請け業者に指示し、竹中工務店へ工事費を水増し請求させた疑いが持たれている。府警は男性が業者に水増し請求させた現金を自宅のリフォーム費用などに充てたとみて、実態解明を目指す。 大屋根リングは1周約2キロで、世界最大級の木造建築物。日本国際博覧会協会(万博協会)が3工区に分割して発注し、24年8月に本体工事が完了した。 竹中工務店を中心とする共同企業体(JV)は西工区の約700メートル区間の工事を受注。リング本体や周辺の整備を担当し、これまでに約350億円分の契約が完了している。 男性はJVの責任者として、テレビにも出演していた。大屋根リングやパビリオンは万博の閉幕後、解体工事が進んでいる。【水谷怜央那】

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