竹中工務店元所長への「権限集中」が問題か…万博工事費“水増し請求疑い”約1400万円を自宅リフォーム代などに使用?今後の捜査は「お金の流れ」がポイント【弁護士解説】

■万博工事費を水増し請求させたか…竹中工務店の“現場責任者”を逮捕 大阪・関西万博の「大屋根リング」の一部工事やパビリオン建設などを担っていた竹中工務店。 その現場責任者である河井辰巳容疑者(61)が背任の疑いで逮捕されました。 警察によりますと、河井容疑者は去年2月〜5月にかけ、万博会場内にある仮設事務所の内装工事費用を下請け業者に複数回にわたって水増し請求させ、会社に約1400万円の損害を与えた疑いがもたれています。 ■水増し分の「計約1369万円」自宅などのリフォーム代に? 2回にわたって工事費を水増し請求させた疑いがもたれている河井容疑者。 その水増し分の計約1369万円を、自宅・所有マンション・親族の飲食店のリフォーム代(6000万円以上)に充てていたとみられるということです。 ■下請け業者が罪に問われる可能性は? そもそも背任とは?元検事の西山晴基弁護士に聞きました。 (レイ法律事務所 西山晴基弁護士) 「会社から一定の取引権限などを与えられていた人が、その権限を自分の利益などを得る目的で利用し、会社に損害を与える行為を背任といいます。拘禁刑5年または50万円以下の罰金に問われる可能性があります」 下請け業者が罪に問われる可能性はあるのでしょうか?西山弁護士は、可能性の一つとして次のように言及しています。 (レイ法律事務所 西山晴基弁護士) 「もし下請け業者が(河井容疑者と)手を組んで絵を描いていたとすれば、背任の共犯として罪に問われる可能性があります」 「今回は納品書や請求書なども発行されているため、下請け業者の協力も必要になっていた可能性がある」 下請け業者から河井容疑者に働きかけた可能性は? (レイ法律事務所 西山晴基弁護士) 「お金の流れがポイントになります。もし下請け業者と(河井容疑者)の間で一定の利益の分配があれば、責任追及の対象になる可能性はあるかもしれません」 ■現場トップの総括作業所長は「大きな権限を持っている」 総括作業所長を務めていた河井容疑者。警察によりますと、工事の協力会社からの見積り、請求書の精算や支払いを決定する立場にいたということです。

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