〈《奄美大島で身柄確保》収益50億円、メンバー1500人…「埼玉の野球少年」はなぜ“最凶風俗スカウト”のトップになったのか?〉 から続く 十数年前、歌舞伎町で誕生した違法スカウト集団「ナチュラル」は、いかにして莫大な収益を生むトクリュウとなったのか。2026年1月、公開手配後に逮捕された創業者“木山”こと小畑寛昭被告(41)の知られざる経歴を辿ることで、その全貌を暴く。(全2回の2回目/初出:「週刊文春」2026年7月16日号) ◇ 2006年、21歳の彼は、立川のスカウト集団Lの門を叩いた。当時を知るLの元幹部が記憶を辿る。 「あいつは収入が安定している自衛隊の入隊などに失敗して、仕事を求めてうちに入ってきたんです」 当時は「ヤンチャではなく普通の子だった」という。 「地元のツッパリに虐められて上司が助けに行ったほど弱い奴だったけど、『稼ぎたい』という欲が強かった。仕事をするのは週2〜4回くらい。立川ではまったく結果を残せなかった」(同前) だが、1つ気になる点があったという。 「当時は偽名を使う文化がなかったんですが、あいつだけ『木山』という偽名を使っていたんです。もしかしたら最初から辞めるつもりだったのか……」(同前)