函館地検と函館西署は21日、殺人未遂罪で起訴され、病気を理由とした勾留執行停止中に行方不明になっていた北海道函館市の無職、大川清被告(77)が函館市内の海岸沿いで遺体で見つかったと発表した。死因は不明で、今後特定する。 ◇函館山海岸沿いで発見 署によると、捜索中の警察官が同日午前11時15分、北海道函館市御殿山の函館山海岸沿いの岩礁で、あおむけに倒れている男性を発見。体の特徴から被告本人と特定した。遺体に大きな損傷はなかったという。 遺体が発見された現場は、函館山展望台から南西に約950メートルの地点。観光客や市民らが簡単に行ける場所ではなく、署は死因特定とともに、どのような経緯で現場にたどり着いたのか調べている。 地検の志村敬次席検事は第三者の関与について、「今のところそういう情報は入っていない」とした上で、今後については「一般論」として説明し、被告が死亡した場合は裁判所が裁判を打ち切ることになるという。 起訴状などによると、被告は6月15日夜、函館市の自宅で、妻(78)の頭部を金づちで複数回殴って殺害しようとしたとしている。 被告は翌16日に道警に逮捕され、7月17日に起訴された。その後、8月16日朝、病気のため入院が必要になり、勾留執行停止となり、函館市内の病院に入院。同日夕ごろから行方不明になっていた。【高山純二】