ビリングス、モンタナ州、8月26日 (AP) ー 米西部モンタナ州ビリングス郊外の住宅で23日夜、両親から追い出されてから数週間後に男が、日曜日の夕食のために集まっていた子ども4人を含む自らの親族8人を殺害した。遺族の一人がAP通信に語った。 元妻と2人の子どもが犠牲となったブラッド・アイルランドさんによると、容疑者はアラン・スミス(44)。殺害されたスミス容疑者の両親は数週間前に容疑者を家から追い出していたが、23日に容疑者が実家に戻り発砲したという。 被害者は車いすを使用していた90代のひ孫の曾祖母から7歳の少女まで、4世代にわたる再婚ファミリーだった。 警察は23日夜に同住宅へ駆けつけた際、住宅が完全に炎に包まれる直前に敷地裏手からの銃声を確認した。捜査当局は25日、子ども4人を含む8人の被害者が死亡し、容疑者は自分で負った銃傷により死亡したことを確認した。 ビリングス警察によると、火災により住宅が基礎まで焼失したため、建物の構造上の安全面への懸念から捜査が難航している。 ビリングス消防暑によると、消防隊は24日午前1時ごろまで消火活動を続けた。現場は市外の分譲住宅地にあり、消火栓の設置が義務付けられていないエリアだった。 犠牲者にはアイルランドさんの元妻ミーガン・ゲキエラさんと、2人の間の子どもであるオーエン・アイルランドさん(13)、クロエ・アイルランドさん(7)が含まれている。さらに、ミーガンさんの現在の夫との継子であるランドン・ゲキエラさん(15)とシャーロット・ゲキエラさん(12)も犠牲となった。 近所の住民は「分かっている確かなことは、12歳のシャーロットちゃんが英雄だったということです。シャーロットちゃんは911に通報し、家族を救おうとしました。遺族もそのことを皆に知ってほしいと願っています」と語った。 スミス容疑者は元々ワシントン州シアトル地域の出身で、モンタナ州の両親と同居し、長年ともに暮らしていたが、数週間前に家を出るよう要求されたという。容疑者は23日夜、毎週恒例の家族による夕食会が開かれていた自宅へ突然戻ってきた。 容疑者は祖母、両親、妹、そして4人の子どもたちを殺害した後に住宅に火を放った。法執行機関と対峙する前に逃走を図ろうとしていたとアイルランドさんは述べた。 アリゾナ州に住むアイルランドさんによると、スミス容疑者は一日の大半を自分の部屋のパソコンの前で過ごす「引きこもり」のような人物だったという。 「彼が部屋で24時間365日何をしていたのか、誰にも分かりませんでした」とアイルランドさんは語った。 スミス容疑者はイースタン・ワシントン大学に通っていたが、仕事を見つけることも維持することもできなかった。モンタナ州およびワシントン州の犯罪歴調査では、逮捕歴や起訴歴は確認されなかった。 アイルランドさんによると、容疑者は暴言を吐くことはあっても、暴力行為を起こしたことはこれまでなかったという。 AP通信、USAトゥデイ、ノースイースタン大学の共同データベースによると、今回の発砲事件は今年22件目の大量殺害事件となった。 データベースを管理するノースイースタン大学の犯罪学者ジェームズ・アラン・フォックス氏によると、これらのうち15件は家庭内のトラブルに起因するものであり、米国の大量殺害事件の平均である約50%よりも高い割合となっている。 今回のモンタナ州での事件は、ルイジアナ州の父親が自らの子ども7人を含む8人の子どもを射殺し、妻と別の女性を負傷させた4月の事件以来、米国で最も被害の大きい事件となった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)