知床半島沖で観光船が沈没し乗員乗客ら26人が死亡し、運航会社社長・桂田精一容疑者（61）が逮捕された事件で、釧路地検は業務上過失致死の罪で起訴した。 観光船「KAZU I」の運航会社社長・桂田精一被告は、2022年4月、知床沖の沈没事故で26人を死亡させたとして業務上過失致死と業務上過失往来危険容疑で逮捕・送検され、捜査段階で「出航は船長が判断した。海が荒れれば戻ると思っていた」などと供述していた。 釧路地検は勾留満期の9日、悪天候が予想される中、運航管理者としての適切な判断を怠り乗客乗員を死亡させたとして業務上過失致死の罪で起訴した。 釧路地検は9日午後にも捜査結果を説明する見通しで、桂田被告の弁護人は裁判所に保釈請求を行う予定。