中野2億円時計窃盗事件は「全容解明が難しい」…犯罪心理学者が指摘する、外国人が“口を割らない”心理的背景

8月25日午前11時55分頃、東京・中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」内の時計店で発生した、被害総額約2億円相当の高級腕時計窃盗事件。事件から2日後の8月27日に、チリ国籍の男2人が逮捕された。 犯罪心理学者の出口保行氏は、心理的に白昼に犯行を行う点について、人に見つからないことを前提とするならば夜間の方が当然良いとしつつも「昨今の事件は、基本的に実行犯が使い捨ての駒である場合が非常に多い。それをコントロールしているのがトクリュウである場合も多い」と指摘。「そういうところからリクルートされて使い捨ての駒としてやるんだったら、昼間の方が全然楽。何を盗るか、どこにあるかもわかっている、どうすればそれを盗れるかもわかる。全てがわっている中で犯行を行うことができる」と解説した。 また、近年の犯罪傾向について「誰がどう見たって、昔だったらこんな事件は起きていなかった。ところが今、こういうような事件がいきなり起きてしまう。これはなぜかというと、(犯罪グループの上層が)実行犯たちは使い捨ての駒なので捕まって当たり前と思っているから、使い捨てとして使っている」と分析した。 さらに、外国人を使い捨ての駒として使う犯罪グループは従来から多く存在すると前置きした上で、「1つ大きな特徴は、外国人犯罪者は口を割らない。基本的に本当のことを話さない。なぜかというと、個人の利益だけじゃなく、後ろに家族を背負っているから」と語った。「盗まれたとされる4点のうち見つかっているのは一部で、残りは流されている可能性がある。それは家族の利益につながると考えている場合、本人たちをいくら取り調べても何にも言わない」と説明した。 今回の容疑者が名前を明かしている点については「少しはマシかなと思う」としつつも、過去の例として名前すら明かさず留置場の番号で呼ばれていたケースを挙げ「それぐらい話さないのが基本。そのため、この事件の全容解明をするのは本当に難しいだろう。また、このように犯罪者の素人化が加速している現状に対する対応を今後考えていかなければいけない」と語った。 (『ABEMA的ニュースショー』より)

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