政令市を道府県から独立させる「特別市」構想を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は10日、警察事務への影響などに触れ、「現実的でない」との見解を示して法制化反対の立場を重ねて表明した。 知事は「特別市は県から独立するため、警察の事務は分割されることが想定される」と指摘。相模原市内の高校生が逮捕された栃木県上三川町の強盗殺人事件に触れ、「昨今、広域での事件が増える中で警察を分割することは時代の流れに逆行するものと言わざるを得ない」とした。 県によると、警察法に基づき、特別市が実現した場合に県と特別市それぞれで公安委員会や警察本部を設置する必要がある。全国20の政令市でつくる指定都市市長会は、それぞれ共同設置が可能と主張している。