広島県福山市の住宅に侵入し、現金や金庫など合わせて約2億1300万円相当を盗んだとして、広島県警は15日、住居職業不詳の久森允貴容疑者(23)を窃盗と住居侵入の疑いで逮捕しました。久森容疑者は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の指示役とみられています。 警察によりますと、久森容疑者は他6人や氏名不詳者らと共謀のうえ、2025年11月27日に福山市西新涯町の住宅に窓ガラスを割って侵入し、現金600万円や金庫2個など176点を盗んだ疑いが持たれています。 金庫には腕時計やブレスレット、指輪などが入っていたということです。 警察は、捜査に支障があるとして、久森容疑者の認否を明らかにしていません。 ■この事件に関与か 既に6人を逮捕 この事件に関与したとして、広島県警は3月から8月までの間に、住居不定の建設業・妹尾誠容疑者(39)ら6人を窃盗と住居侵入の疑いで既に逮捕しています。 警察は、久森容疑者と妹尾容疑者の2人が指示役、1人が運転手、ほか4人が実行役として住宅に侵入したとみられています。 事件当時、住人で会社役員の男性(53)は外出していて、住宅には誰もいなかったということです。 また、容疑者の一部は、この男性と面識があったとみられています。 ■一部容疑者「借金返済で闇バイトに…」 事件は、「ガラスが割れる音がした。不審者がいる」という目撃者からの110番通報で発覚。防犯カメラの映像から実行役を特定し、証拠品の捜査などから久森容疑者の関与が浮上しました。 実行役は、全身黒ずくめに目出し帽を着用していて、一部はバールを所持していたということです。 容疑者らはSNSで指示役やリクルーターを通じて知り合ったとみられ、一部が「借金の返済に困って闇バイトに応募した」と供述している一方、「報酬は受け取っていない」とも供述しているということです。 警察は、さらに上位の指示役がいるとみて、事件の詳しいいきさつを調べています。