間取り図に手書きで資産や防犯カメラの位置…トクリュウ上位で事件計画する「案件屋」か 26歳男を逮捕 京都府警

去年末から今年にかけ、京都や大阪などで匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる窃盗事件が相次ぎ、警察は事件を計画する「案件屋」とみられる男を逮捕しました。 住居侵入の疑いで逮捕されたのは、群馬県前橋市の職業不詳、石倉颯杜容疑者(26)です。 警察によりますと、石倉容疑者は今年1月30日、金品を奪う目的で2回にわたり、群馬県館林市にある、39歳の会社役員の女性の自宅敷地内に侵入した疑いが持たれています。 女性が在宅中に窓ガラスを割る音に気づいて電動シャッターを閉めたところ、侵入した人物が逃げ走ったということです。 警察が押収した資料からは、被害者宅の間取り図が見つかり、現金の保管場所などが手書きで記されていたということです。 警察によりますと、去年末から今年にかけて京都府城陽市や木津川市、京都市、大阪市などで匿名・流動型犯罪グループ=いわゆる「トクリュウ」によるとみられる住居侵入や強盗予備、窃盗事件が相次いでいました。京都府警ではすでに、指示役やリクルーター、実行役など20代から50代の男女あわせて26人を摘発しています。 警察によりますと、このグループでは役割分担がされており、石倉容疑者は被害者の資産情報や間取り、防犯カメラの位置などの情報をもとに犯行計画を立て、指示役に持ちかけるグループ上位の「案件屋」の役割を担っていたということです。 石倉容疑者と指示役の男は直接会ったことはありませんでしたが、秘匿性の高い通信アプリで連絡を取り合っていたということです。 京都府や大阪府では、去年12月から今年3月にかけて、会社役員などの家が狙われる事件が相次いでいました。 ▼去年12月25日の午後7時すぎ、京都府城陽市の会社役員男性の自宅に実行役らが侵入し、現金10万円や高級ブランドバッグなどが盗まれる ▼今年2月11日、木津川市の会社役員男性の自宅にバールや警棒などを持った実行役らが侵入したほか、同日夜には城陽市の男性宅で現金が盗まれる ▼3月11日未明、京都市北区の自営業男性の自宅にハンマーを携行した実行役らが侵入したほか、3月14日未明、大阪市生野区の自営業男性の自宅へバールや催涙スプレーを携行した実行役ら侵入したということです。 警察は、石倉容疑者の認否を明らかにしていませんが、これらの事件にも「案件屋」として関与した可能性があるとみて、組織の実態を調べています。

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