東京都台東区の路上で平成30年に発生した強盗未遂事件で、警視庁捜査1課は15日、強盗未遂の疑いで、いずれも韓国籍で住所、職業不詳のノ・ヒョンドン容疑者(29)とキム・テホ容疑者(31)を逮捕した。両容疑者は日韓犯罪人引き渡し条約に基づき、韓国政府からソウルの金浦空港で身柄が引き渡され、日本国籍の航空機内で逮捕された。 逮捕容疑は共謀して、30年11月12日午前1時20分ごろ、台東区松が谷の路上で、中国籍の当時20代の男性ら2人に催涙スプレーをかけるなどして現金約4700万円を奪おうとしたとしている。ノ容疑者は「弁護士が来るまで黙秘します」と供述し、キム容疑者は「強奪はしていません」と容疑を否認している。 この事件では韓国籍の男5人が関与したとみられ、うち2人は8年前に逮捕され、有罪判決が確定し、国外追放されている。 捜査1課によると、5人のうち1人が日本で何者かから男性らへの強盗を持ちかけられ、事件を起こしたとみられる。両容疑者は事件当日に成田空港から出国し、その後強盗未遂容疑で国際手配されていたという。捜査1課は残る1人の行方を追っている。 日韓犯罪人引き渡し条約は、一部の犯罪において容疑者を発見した際に相手国から請求があれば身柄を引き渡す条約で、2002年に発効した。