巨人・山口寿一オーナー(69)が16日、東京都内で開かれたプロ野球オーナー会議に出席し、報道陣の取材に応じ、5月に辞任した阿部慎之助監督(47)について質問を受けて言及した。 阿部慎之助前監督が今月にネットメディアのインタビューを受け、辞任となった際の経緯や現在の心境を明かした。オーナーは「あそこで阿部前監督が語っているのが事実関係としては真実。本人の無念の気持ちもにじみ出ていたと思うんだけれども、それは私自身も本人から聞いてた通りですからね。私が事件直後に聞いた事実関係と、本人が語ってるのは全く寸分の狂いもないので、あの通りだと思っている」と語った。 山口オーナーは「もちろん個人的にはオーナーと監督という関係でやってきた間柄だから、いろいろ気持ちはありますけれども」と親心ものぞかせ、今後に球団とのかかわりが生まれるかという質問には「もともと阿部監督が辞任すると言っていて、それを私も正しい判断だと思ってその場で受け入れたわけですけど、私の立場としては、グラウンドの試合に雑音を持ち込みたくないという理由でした。交流戦初戦、その前夜の出来事だったからね。それは今も変わらない。ましてや残り12試合で優勝がかかってるという状況で、一切の雑音はグラウンドや試合、チームには届けたくないと私は思っています。私の立場で言えるのはそれだけ」と明言は避けた。 阿部前監督はインタビュー内で、球団に恩返しがしたいという希望も語ったが、これに関しては「そのまま受け止めますけれどもね。それは彼の気持ちであって、それについて今コメントできることは何もない」と話すにとどめた。 今季の巨人は交流戦開幕前日の5月25日に3年契約最終年だった阿部慎之助監督(47)が長女に対する暴行の疑いで逮捕(26日未明に釈放)され、26日に電撃辞任。同日から橋上監督代行が指揮を執った。一時は阪神と「5」あったゲーム差を「0.5」に詰め、残り12試合での逆転優勝を狙える位置にいる。