「よど号」事件で手配の赤木志郎容疑者が死亡か 警察当局が確認進める

昭和45年に日航機「よど号」が乗っ取られた事件に関与したとして国際指名手配されている赤木志郎容疑者(78)が死亡したとの情報があることが16日、捜査関係者への取材で分かった。警察当局が裏付けを進めている。 赤木容疑者は大阪市立大在学中の昭和45年3月、共産主義者同盟赤軍派の一員として羽田発福岡行きの日航機「よど号」を乗っ取り、韓国・金浦空港で乗客を解放した後、北朝鮮に渡った。北朝鮮では貿易業に就き、平壌郊外の「日本人村」で他のメンバーとともに生活していた。 よど号グループがつくったホームページでは2018(平成28)年に日航機乗っ取りについて「誤り」と認めた一方、北朝鮮による日本人拉致事件や大韓航空機爆破事件などを「でっちあげ」と主張。日本政府に対し、メンバーやその妻3人の日本人拉致事件を巡る逮捕状を撤回して帰国させるよう求めていた。 複数の関係者によると、赤木容疑者は心臓に不調を抱えており、今月に入って死亡したという。すでに現地で火葬されたとの情報もある。日本政府と北朝鮮には外交関係がなく、グループによる発信も22(令和4)年を最後に途絶えていることから、死亡の裏付けには時間がかかるとみられる。 よど号事件を巡っては、赤木容疑者ら計9人が関与。このうち、田宮高麿最高幹部=1995(平成7)年に死亡=ら3人は北朝鮮で死亡したとみられ、現在は赤木容疑者を含めたメンバーとその妻計8人がよど号事件や日本人拉致事件への関与の疑いで国際手配されている。

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