弁護士の紀藤正樹さんが15日に自身のX(旧ツイッター)を更新。三菱UFJ銀行の貸金庫から、顧客に無断で金塊20キロ(約2億6000万円相当)を盗んだ窃盗の疑いで、元行員の今村由香理容疑者(46)が逮捕されたことを取り上げ、「令和史に残る大事件」と私見をつづった。 今村容疑者は14日に警視庁捜査2課に逮捕された。東京新聞によると、同課は今村容疑者が2020年4月~同年10月、現金10億円以上、金塊7億円相当以上を盗み、被害者は60人以上に上るとみている。 紀藤さんは今村容疑者の逮捕前の姿を放送した「報道ステーション+サタステ」の動画を引用し、「今村容疑者の近影。世界的なメガバンク三菱、それゆえに日本の金融機関への国際的信用すらを根こそぎ奪う令和史に残る大事件です。単なる犯罪のレベルではなく社会への影響を考えると非常に悪質だというべきです」と指摘した。 今村容疑者は20年4月に貸金庫の統括責任者になり、貸金庫業務を事実上1人で仕切っていたという。信用商売でもある銀行で起こった信じがたい事件であり、思わず警鐘を鳴らした形だ。