アルファード盗み福岡から石川へ 片町で365万円無銭飲食 20歳男、中洲でも「豪遊」

金沢市片町のキャバクラ店で約365万円の飲食代金を支払わなかったとして無銭飲食の疑いで6月に金沢中署に逮捕された北九州市の無職の男(20)が、800キロ以上離れた福岡の歓楽街である中洲から、盗んだ高級車で石川県内に来たとみられることが17日、博多署への取材で分かった。車を盗む直前には、中洲でもラウンジで高級シャンパンなどの飲食代金55万円を無銭飲食した疑いがあり、同署が裏付けを進めている。 窃盗容疑で福岡県警逮捕 男は、金沢での詐欺や窃盗の罪を問われ、金沢地裁で公判中。博多署は16日、窃盗の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は6月21日午前2時28分ごろ、福岡市博多区中洲2丁目の立体駐車場で、同市の男性(56)のアルファード1台(時価約500万円相当)を盗んだ疑い。男は「中洲で飲んだ分の支払いを免れるために盗んだ」と容疑を認めている。博多署は17日、男を窃盗容疑で福岡区検に送致した。 博多署によると、男は6月20日午後7時ごろ、中洲のラウンジに1人で入店。約5時間にわたって酒を飲むなどした。支払い時に男はETCカードを差し出したという。 従業員が「支払えない」と断ると、男は「車の中にカードがある」とうそを言い、女性従業員と店外へ。その後、「車の場所を忘れた」などと言いながら2時間歩き、ラウンジから1キロ近く離れた立体駐車場で無施錠のアルファードを見つけ、従業員を助手席に乗せて出庫した。 駐車場から2〜3キロ離れた路上で車を止め、「書類を取りに行く」と話し、従業員とともにマンション内に入った。従業員をエレベーター前で待たせている間に逃走。その後、石川に向かったとみられる。アルファードは石川県警が押収したという。 男は、6月23日未明に白山市内のホテルで女性の現金や手提げかばん、腕時計を盗んだほか、同日午後8時35分ごろから約7時間、金沢市片町のキャバクラ店でシャンパンやテキーラなどを注文し、飲食代金約365万円を支払わなかったとされる。初公判ではいずれも起訴内容を認めた。

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