河北町の70代の女性が警察などを名乗る特殊詐欺の被害に遭い、スマートフォン1台をだまし取られた。特殊詐欺でスマートフォンがだまし取られたのは、県内では初めて。 9月上旬、河北町の70代の女性のスマートフォンに郵便局員を名乗る男から電話があり、「あなたが送り主になっている荷物がある」と問い合わせを受けた。 女性が「心当たりがない」と伝えると、「個人情報が悪用された可能性があるので被害届を出すように」と言われ、そのまま警察を名乗る男に電話が転送された。 この電話で、女性は警察を名乗る男から「スズキという犯罪者を捕まえたところ、あなたに約800万円の報酬を渡したと言っている」と告げられた。 その直後、検事の松浦を名乗る男から電話があり、「あなたが本当にスズキと連絡をとっていないか調べるので、あなたのスマートフォンを送ってほしい」と言われた。 その後、9月11日、女性の自宅に“差し押さえ許可状”と書かれた紙と、松浦と連絡をとるための携帯電話、スマートフォンを郵送するためのレターパックが届いた。 女性は翌12日、自分のスマートフォンを松浦に郵送し、13日に別居している家族から事情を聞かれ、はじめて詐欺の被害に気がついた。 特殊詐欺でスマートフォンがだまし取られたのは、県内では初めて。 スマートフォンがねらわれた理由について県警は、「犯人はスマートフォンを受け取った後、『犯罪の証拠がスマホから見つかった。逮捕されたくなければ保釈金を払え』など、さらなる金を女性に要求する可能性があった」とみて調べている。