パソコンから突然の警告音 「ウイルス感染」と騙す詐欺の手口を被害の80代男性が語る〈宮城〉

まずは皆さん、パソコンを操作していて、突然このような音が鳴ったらどうしますか?これは「架空料金請求詐欺」と言われる特殊詐欺の手口です。実際に被害に遭った80代の男性が、仙台放送の取材に事件の一部始終を明かしました。 若林区に住む 80代男性 「脅しみたいな、不安に駆られるようなメールとかメッセージとか警報ブザーの音量がものすごく高いんですよ。この部屋中聞こえるんです」 9月3日、男性が自宅のパソコンで文書を作成していたところ、突然パソコンから警告音が鳴りだし、「ウイルスに感染しているのでシャットダウンはせず表示されている番号に電話してください」という音声メッセージが流れ、画面に電話を呼びかけるメッセージが表示されたといいます。 若林区に住む 80代男性 「警報音とメッセージと画面上の3つで脅されると、ちょっと焦りますよ」 焦った男性が電話をかけると、「マイクロソフト」を名乗る片言の日本語を話す男から、電話を切らないよう指示されました。 男性は発信源の情報が「カナダ」と表示されたことを不審に思いつつも、電話をかけたことで音が鳴り止んだことから、相手を信用してしまいますが…。 若林区に住む 80代男性 「『こちらの作業はちょっと操作が難しいので時間がかかりますと。時間がかかるのでその間に申し訳ないですが、作業に費用がかかりますのでプリペイドカードを買ってきてください』と」 男性はコンビニエンスストアに5万円分の電子マネーカードを買いに行きました。 しかしその後、カードの番号を入力すると「番号を間違えているのでもう一度買いに行ってほしい」と言われたために、不信感を強め詐欺だと気づきました。 若林区に住む 80代男性 「完全にこれ詐欺だと思ったから、『詐欺じゃないですか』と言ったのね。で、『それは違います、違います、マイクロソフトです』って言うんだけど、『いや、あなた違うよね』とこっちも押し通したんですよね。そしたら電話切れたんですよ」 その後、何度も別の電話番号から電話がかかってきたため、警察に相談。 男性は他の特殊詐欺の手口は知っていましたが、この手口については知らず、5万円をだまし取られました。 若林区に住む 80代男性 「私もそれ(特殊詐欺)は十分注意していたつもりなんですよ。だけどまさかばっと出るとはね」 これは「架空料金請求詐欺」と言われる特殊詐欺の一種で、今年、県内では8月末時点で97件発生し、1億1000万円あまりの被害が出ています。 警察は今回のようにパソコンが「ウイルスに感染した」という画面が表示されて、金銭を要求されたり、電話で警察を名乗る人から身に覚えのない罪で「逮捕状を出す」と言われた場合には、被害に遭う前に「警察や周りの人に相談をしてほしい」と注意を呼びかけています。

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