世界を揺るがせた女性モデルばらばら殺人、元夫とその家族の裁判始まる 香港

香港(CNN) 香港で2023年にモデルでインフルエンサーだった蔡天鳳(アビー・チョイ)さん(当時28)の遺体の一部が見つかった事件で、チョイさんの元夫とその兄、父親の3人が今週、裁判に臨む。陪審員による審理は少なくとも45日間に及ぶとみられる。 チョイさんは行方不明届が出されてから数日後、自宅から遠く離れた大埔区の住宅で遺体の一部が発見されていた。 香港の芸能界や実業界の有力者らと交流のあったチョイさんの死は、殺人事件がまれな同都市に衝撃を与え、世界中でも大きく報じられた。 香港では殺人の罪で有罪が確定すれば必ず終身刑が科される。 警察によると、チョイさんは4人の子どもの母親で、うち2人は元夫アレックス・クウォン被告との間の子どもだった。 遺体の一部が見つかった住宅からは、食肉スライサーや電動のこぎり、衣類などが見つかった。証拠集めはごみ埋め立て地にも及び、捜査員らは全身を防護服で覆い、ごみの山をかき分けて捜索が行われた。 警察は遺体の一部が見つかってからまもなく、元夫のクウォン被告、その兄のアンソニー・クウォン被告、ふたりの父親で元警察官のクウォン・カウ氏を逮捕したと明らかにしていた。 審理は21日に正式に始まる見通し。 香港での殺人事件の裁判は通常、事件が発生したとされる時点から約1年後に始まる。しかし検察は以前、DNA鑑定が膨大な量に上ったため、通常より時間がかかったと説明していた。 殺人の動機など、これまでに分かっていない詳細は、裁判の中で明らかになるとみられる。 ファッションを愛していたチョイさんはパリ・ファッションウィークを訪れたり、高級ファッション誌「ロフィシェル・モナコ」デジタル版の表紙を飾ったりしていた。 友人らが以前CNNに語ったところによると、チョイさんは動物福祉の活動家でもあり、けがを負った犬猫を保護するための慈善団体を共同設立していた。

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