【09月22日 KOREA WAVE】韓国で2024年12月3日の「非常戒厳」に関与したとして起訴された元軍幹部5人に、1審で懲役9〜18年の実刑判決が言い渡された。ソウル中央地裁は21日、内乱重要任務従事などの罪に問われたヨ・インヒョン(呂寅兄)元国軍防諜司令官に懲役18年、イ・ジヌ(李鎮雨)元陸軍首都防衛司令官に懲役15年を言い渡した。 パク・アンス(朴安洙)元陸軍参謀総長は懲役10年、クァク・ジョングン(郭種根)元特殊戦司令官は懲役9年、ムン・サンホ(文相虎)元情報司令官は懲役12年となった。イ・ジヌ、パク・アンス、クァク・ジョングンの3被告は判決後、法廷で拘束された。 地裁は5人について内乱重要任務従事罪をいずれも有罪と判断した。ヨ・インヒョン、イ・ジヌ、クァク・ジョングンの3被告は、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領や国防相だったキム・ヨンヒョン(金龍顕)氏との会食などを通じ、非常戒厳の目的の違法性を認識していたと認定した。 特にヨ・インヒョン、イ・ジヌ両被告については、内乱の実行に関する具体的なメモを事前に作成し、ユン・ソンニョル氏やキム・ヨンヒョン氏と協議していたと判断した。ヨ・インヒョン被告が部隊員に主要人物の逮捕や中央選挙管理委員会への出動を指示した行為についても、「憲法秩序を乱す目的で加担したとみることができる」とした。 パク・アンス被告については、警察庁長に国会への出入りを全面的に遮断するよう求めたと認定した。一方、特殊戦司令部と首都防衛司令部の兵力を国会に出動させたとする職権乱用については無罪とした。 地裁は量刑理由について「部隊を指揮・監督する立場にありながら、軍の政治的中立性を捨て、特定勢力の政治的利益のために軍を利用した」と指摘。「憲法機関の権限行使を不可能にしたり、その機能を消滅させたりする行為はいかなる場合も容認できない」とした。 クァク・ジョングン被告については、捜査初期に事実を明らかにして自首書を提出し、その後も一貫した趣旨の供述をしたことなどを量刑上有利な事情として考慮した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News